ランニングなどの運動にはうどん型のイヤホンは向かないのかもしれない

年始にAnkerのsoundcore Liberty Airを購入して、「以前使ってたpasonomiのbluetoothイヤホンより音良くなってウェイ!」みたいな記事を書きました。

 

記事中で「外れにくいです」とか書いてますが、半年以上使ってみて「実は外れやすくね?」と思ったので記録しておきます。嘘ついてすいません。

 

レビュー見ると「外れにくいです」と書いてる人が多い印象なので、僕の耳に合わないだけかもしれませんが、少なくとも僕の耳にL字型イヤホンは合わない気がします。L字型というかうどん型。

 

運動にはbluetoothイヤホンが適している

イヤホンの使用に関して、ランニングなどの運動をするときがかなり過酷な条件だなと思っています。音がいいに越したことはないんだけど、有線だと引っかかりやすいからウザくてダメです。取り回しやすさを重視してここ数年はもっぱらbluetoothイヤホンを使っていました。

 

しかしbluetoothイヤホンだったら何でもいいわけではなく、

  • 外れにくく
  • 壊れにくく
  • 汚れるから洗える(防水機能)

ものが良いです。

 

Ankerのsoundcore Liberty Airは外れやすい

昨年末にそれまで使っていたpasonomiを片耳だけ紛失したので、防水機能ついてて音がいいと噂のAnkerのsoundcore Liberty Airを購入して使っていたわけですが、確かに音はpasonomiよりいいんですがこれ外れやすいんですよね。

 

ランニングは2日おきにピッタリ35分走るんですが、気づけば35分中数回イヤホンをグッと押し込んまないと外れてしまう。マジで外れやすい。これめちゃくちゃストレスです。

 

soundcore Liberty Neoは外れにくい

「確かpasonomiは外れにくかったな」と思って、似た形のsoundcore Liberty NeoをAmazonのサイバーマンデーセールで買いました。

 

で、実際に走ってみると本当に外れない。グッと押し込むのは1回あるかないか。ということは耳の密閉状態も安定しているので、途中で聞こえ方が変わることもない。最高。

 

イヤホンの重心が重要なのではないかという仮説が浮上しました。

 

重心は物体の内部にも外部にも存在する

重心。

 

「地震のときはしゃがんで重心を低くしろ!危ないから!」とか、「背が高い車は台風のとき倒れやすい。重心が高いから」みたいな、あんま日常生活で重心を意識することはないような気もしますが、要は物体が安定にその位置にあるかどうかに関わるのが「重心」です。

 

重心は物体の内部にも外部にも存在します。

  • 内部に重心がある例…ボールの場合内部の中心
  • 外部に重心がある例…ドーナツは真ん中に穴が空いてるけど真ん中が重心

みたいな感じです。省きますが、計算すればどこが重心かは算出されます。

 

で、更に物体の外部に重心がある例として、今回のsoundcore Liberty AirみたいなL字型の物体も挙げられます。

受験の月

定期試験・大学入試に特化した問題と解説。重心の求め方は複数あるが、公式の利用が確実である。…

 

重心が物体の外部にあると不安定

例えばやじろべえもL字型をしていて重心はやじろべえ外にありますが、やじろべえは左右対称な形で、重心が支点の真下にあるからチョンと突いても安定しています。ここで大事なのは「重心が支点の真下である」ことです。

 

これは極端な例ですが、やじろべえをこんな感じに逆さにして重心が支点の真上に来ると明らかにすぐ倒れそうですよね。

 

こんな感じで、重心が物体の外部にあるとちょっとした支点のズレで不安定になる可能性がある。

 

逆に形がなるべくシンプルで、物体の内部とは言わないまでも物体に近い位置に重心がある方が安定するはずです。

 

soundcore Liberty AirはL字型だから外れやすい

カナル型イヤホンは耳に挿している部分がシリコンなので、走ったりして振動で支点がどんどんズレます。

 

すると、重心が物体の外にあるせいでズレた瞬間不安定な状態になって、結果外れそうになるから都度指で押し込むという作業が発生する。

 

先程も述べましたがL字型の物体の重心が外にあるのはL字型という複雑な形をしているからで、うどん部分を短くすれば重心は少しだけ物体に近づきます。

 

airpodsを例に出すと、最近出たairpods proのうどん部分は少なくともairpods 2から比べて短くなってます。これはもしかしたら、うどん部分が長いと重心がイヤホン本体からから離れてしまって安定しないからかもしれません。他にも理由はあると思いますが。

 

Appleがうどんを作ったことによって他社が真似しだすので、罪はAppleにあるのかもしれませんが、とりあえず何の機能もないのにうどんにするのはダメな気がします。重心が変な位置に来てしまう。

 

soundcore Liberty Neoはシンプルな形だから安定している

改めて見てもやっぱり安定する理由はこのシンプルな形にあるのでは。重心の観点だけで考えると普通の一直線の耳栓タイプがいいような気もしますが、それだといろんな機能を詰め込めないのでしょうか。

 

まとめ

普通に使う分にはいいのかもしれないけど、ジムで運動したりランニングなどをする人にはシンプルな形のイヤホンがいいのではないか、という結論です。

 

Ankerのsoundcore Liberty Neoは値段も5,000円ほどと他のbluetoothイヤホンより安く、比較的手を出しやすいかと思うので今度こそおすすめです。今度は嘘じゃないっす。

 

以上です。

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